2014年7月のカセット・レヴュー（随時更新予定）

◎Prison Garde／Occultsystem
以前Sixtoo名義で活動していたヒップホップ系プロデューサーが名義を変えて〈100％Silk〉から。現在はモントリオールを拠点に活動しているということで、レーベル・カラーのシンセ・ハウスをぶりぶりと。

◎Acemo／Boarders
ブルックリンの〈Bootleg Tapes〉から。フィールド・レコーディングスも重ねたほんのりエスノなシンセウェイヴ。出始めからノスタルジックな気怠さをたたえていたチルウェイヴやグローファイだけど、これもまた懐古趣味のレイヤー、その合わせ鏡の間で心地よいトリップへと誘うような、やはり気怠さ。

◎Velvet Glacier／Altered VHS Memories
夏になると決まって聴きたくなるWunder。リリースされたのはもう20年近く前だけど、自分が手に入れたのは2000年代の終わりごろに再発されたタイミングで、それでももうずいぶんな時間が経っている。新しいアルバムはもう出ないのだろうか。モントリオールの宅録電子音楽家。一曲だけ、それっぽい記憶を喚起させる極上のアンビエントが。

（※2014年6月のカセット・レヴュー）

（※2014年5月のカセット・レヴュー）
（※2014年4月のカセット・レヴュー）
（※2014年3月のカセット・レヴュー）
（※2014年2月のカセット・レヴュー）
（※2014年1月のカセット・レヴュー）
（※2013年の熟聴盤（カセット・リリースBEST 30+α）)
（※2012年の熟聴盤（カセット・リリースBEST 30+α）)
（※2011年の熟聴盤（カセット・リリースBEST 30+2））
（※極私的2010年代考（仮）……“カセット・カルチャー”について）