2014年6月6日金曜日

2014年6月のカセット・レヴュー(随時更新予定)

◎Sumbu Dunia/Unmankind
何度か取り上げている〈Rotifer〉から。コラージュとビートのドロッとした感覚、アコースティック楽器の音色を織り交ぜたノスタルジアのほんのり感、けれど基本的にアタマガオカシイ……調べてみるまで知らなかったが、〈Exo Tapes〉でお馴染みLace Bowsの別名義だったとは。ヴェイパーウェイヴの甘ったるさをLAベース・ミュージックに溶かし込んだ(けれど不純物ありまくりの……)ような色っぽさ、嫌いじゃない。

◎DEEP CREEPS/Crown Gall
ニンニク! というわけで、アイダホのノイズ・デス・パンク。限りなく一発芸の部類に近いが、嫌いじゃない、、







◎Fallen Axe/As the Sun Reached Eternity - permanent nostalgia no 19
〈永久的なノスタルジー〉なんてスゴいレーベルの名前。現/旧Goodspeedのメンバー周辺で近年、新たなノイズ・シーンが盛り上がりを見せているのはどこかに書いたけど、そうした一連の流れも意識させるプロジェクト。まったりと流れるギター・ドローンに巻き付く不穏なフィールド・レコーディングス。これにモノローグとストリングスが入ればGodspeedの仲間入り?

◎Golden Donna/II
〈100% Silk〉久々のヒット。いかにもSilkなシンセ・ハンスにインダストリアルな鉄がキン!キン! この按配が最高に気持ち良い。〈Opal〉や〈Tesla〉とも近距離、しかしそこは首領のアマンダ・カラーが甘く軽薄なエッセンスを適度に振り撒いている。繰り返すが、この按配こそ最高。

◎Casino Hearts/Lonesome Island
南国のダーティ・ビーチズ。なんて評もちらほら。凛々しいポートレイト(本人?)も印象的だが、ハードボイルドな風情はなく、ひたすらブリージンなローファイ・アンビエント。開襟のシャツがよく似合う。

◎Justin Wiggan/SͧḢ̀͐̂Ṙ҉̨͡H̸͂̅ͩ͗͒͘R̢͊͒̈́ͦ̿͛͗̽T̊̎͟Ă̋̀͏̴T̅͞͞͝T̶̿̍͐ͬC̛̅̚͞K̸͑̚
アスキーアートのような作品タイトルが何事かと。インダストリアルを独自のセンスで落とし込んだ異端のエレクトロニック・ミュージックという点では、同じくUKの〈Opal〉や〈Tesla〉周辺と相通じるものを感じさせたりなかったり。しかし限定10本て、、



◎Beat Detectives/ASSCOP
好調のヴァンクーヴァーは〈1080p〉から、〈100% Silk〉や〈Night People〉からもリリースするミネアポリスのトリオ。シンセ・ハウスとクラウドラップとヴェイパーウェイヴの幸福な出会い。衝突?邂逅?軋轢?悪ふざけ?? 持て余したお蔵入りのミクステ。3バカ“ビート探偵ズ”。







2014年5月のカセット・レヴュー)
2014年4月のカセット・レヴュー)
2014年3月のカセット・レヴュー)
2014年2月のカセット・レヴュー)
2014年1月のカセット・レヴュー)
2013年の熟聴盤(カセット・リリースBEST 30+α))
2012年の熟聴盤(カセット・リリースBEST 30+α))
2011年の熟聴盤(カセット・リリースBEST 30+2))
極私的2010年代考(仮)……“カセット・カルチャー”について)

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